2024年5月20日月曜日

抗菌薬TDM臨床実践ガイドライン2022 VRCZ executive summary更新版

 抗菌薬TDM臨床実践ガイドライン2022

VRCZ executive summary更新版


日本人では主に副作用予防が目的

3-5日目(重症歴では3日目)に実施

PMでは3日目以降も濃度上昇の可能性あり

肝硬変患者も半減期延長

負荷投与なしの場合(予防投与など)、5-8日目

●目標トラフ値1μg/ml以上4μg/ml未満

●初日6mg/kgx2/day、2日目~3mg/kgx4/day

・経口薬はバイオアベイラビリティが80-90%を考慮、腎機能や透析での用量調整は不要

・肝機能に応じた用量調整は必要

・妊婦への投与は避ける

・アスペルギルス症では≧2 μg/mL を考慮する