48歳、女性
健診にて異所チェック
①右肺S1に6mm大のGGN、PET uptakeなし。
②上行大動脈に近接して腫瘤(LNか)あり。PETにてuptakeあり。
①右上葉ope→ AIS , non mucinous
②7か月後にリンパ節切除。診断はUCD。Unicentric HVVが多い。CTやMRIにて高度に造影される。血流の多いtumor。
Case2
76歳、男性
主訴 発熱、倦怠感
体温40℃、脈拍 89/min、血圧104/61、SpO2 95%
右上葉、中葉、左舌区に浸潤影。周囲にすりガラス影を伴う。WBC 15300、Neu 86.0%、Na 131、CRP 15.4.
トリの飼育歴無し、温泉入浴歴無し
(※熊本ではレジオネラ肺炎月2-3例。温泉歴のない症例が多いとのこと。)
SBT/ABPC効果なし。→MEPM+AZM効果なく増悪。
比較的徐脈をきたす疾患の鑑別が問題となった。レジオネラ肺炎が疑われた。
経過
喀痰塗抹検査にて蜘蛛の巣状の菌体を貪食する多数の好中球像を認め、Nocardiaが疑われた。培養にてN. otitidiscavairumが分離。これは薬剤感受性による簡易同定法の結果。→最終的に千葉大に検体を送り同定された。
剖検
菌体は同定されていない。両側上葉の器質化。膿瘍形成などの所見。下葉DAD
農業従事はNocardia症の重要なリスク因子。
答えはNocardia症。最終的に死亡。
<2016年の講演メモより>
39℃ PR 110/minが基準.
呼吸数x約5=脈拍数に一致
呼吸数>脈拍 呼吸器疾患が主
脈>呼吸数 循環器疾患が主
DMストレスの割に除脈
除脈にする薬剤の服用はないか調べること
プレタールは脈を速くする
呼吸数の測定は重要!
体温が1℃上昇すると呼吸数は約3.5ずつupする.
呼吸数が30回/分以上の場合は呼吸不全の合併を疑う.
呼吸数40回/分以上では挿管の可能性を考える.
敗血症の最も初期の兆候は呼吸数の上昇である.
DMがあっても呼吸数は嘘をつかない
比較的徐脈を来たす疾患といえば、ブルセラ菌、髄膜炎、レジオネラ、オウム病、チフス。