ホテル日航熊本・熊日生涯学習プラザ
早朝より病院から呼び出し。少し遅れて出席。
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十二指腸神経内分泌腫瘍 NET G1と診断
NETG1とNETG2について
表 NETの2010年WHO分類
2010年 WHO分類 | 核分裂像数 | Ki-67指数 | 特徴 | |
---|---|---|---|---|
神経内分泌腫瘍(NET) | NET G1 | <2 | ≦2% |
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NET G2 | 2~20 | 3~20% | ||
神経内分泌癌(NEC) (大細胞癌あるいは小細胞癌) | >20 | >20% |
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WHO Classification of Tumours of the Digestive System Eds: Bosman FT, et al. 4th Edition, 2010
IARC Press, Lyons France
IARC Press, Lyons France
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肺胞出血をきたしたMPA
CPA+MPSLにて治療。効果乏しくRituximab投与し救命。
フロアよりCPA+MPSL治療が効果ないと判断する根拠は乏しく、Rituximab投与は時期尚早ではないか(CPA+MPSLが効いた)との意見。
MPAno25-55%にびまん性肺胞出血あり。
2013年Rituximab保険適応。NEJM 2010;363:221-32.
RituximabのMPAに対する効果はまだ確立していない。症例の蓄積が必要。
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ウエステルマン肺吸虫
末梢血Eos上昇を認めない症例が、全体の43.5%程度ある。IgEが上昇しない33%程度。
2001年日本呼吸器病学会雑誌
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初回MRIが陰性であった化膿性脊椎炎
血培よりMSSA
MRI: 第2病日では陰性、第31病日では陽性。
発症2週間程度では偽陰性が10%程度ある。
2010年NEJM reviewあり
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破傷風
確定診断は主に臨床診断。外傷歴があって、亜急性に開口障害。
敗血症と区別できないかという質問。
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感染性大動脈瘤
総胆管結石、胆嚢結石→急性胆管炎+胆のう炎。血培からE. coli分離。
手術が第35病日。その後も発熱。第86病日腹部CT再検にて胸腹部大動脈周囲に軟部陰影。
腹部MRI:拡散強調画像にて大動脈壁が高信号。