1本鎖RNAウイルス エンベロープ無し
7つのgenogroup GI, GII,GIVが人に感染。GII.4がヒトヒト感染をおこしやすい。
アウトブレイクの報告 1968年 米国 小学校で。
2歳未満重症化しやすい。
不顕性感染あり。
伝播のパターン
Foodborne transmission
Nosocomial transmission
院内アウトブレイクのほとんどは有症状者由来である。
症状消失しても数週間はウイルス排出が続く。
免疫不全患者においてウイイルス感染の持続、ウイルスの排出が続く。感染のreservoirとなりうる。
日本 2018年 食中毒 17282件の報告
ノロウイルス 49% 9000人
(キャンピロバクター 31.8%、ウエルシュ菌 13.4%)
ノロウイルス感染の原因
2枚貝の食中毒は少ない、調理者が原因であることが多い。
集団発生施設 保育所が多い。
これまでのアウトブレイクの報告から
換気の重要性(5.6回/hrのフロアは1日のみの発生、0.7回/hrのフロアは6日以上発生が続いた。
北海道大学病院からの報告
隔離が早いほどアウトブレイクが縮小できる
胃腸炎を発症した日に個室隔離 集団感染0%
発症翌日に個室隔離 集団感染9.1%
発症翌々日に個室隔離 集団感染40%
発症3日目以降に個室隔離 全例で入院制限
適切な検査と早期介入が重要
食品:85-90℃で90秒以上加熱
調理従事者の手洗い:流水・石鹸による手洗いを食品に触れる前や用便後などは2回。
ワクチン phase II
インフルエンザワクチンの様に変異株が生じると、作り変える必要がある。