2012年5月17日木曜日

進行単剤維持は、NSCLCにおける生存を改善する

 NSCLC標準的化学療法を行ったあとの単剤による維持療法の有用性を示している.
薬剤の選択には,QOLを考慮する必要があろう.


進行期非小細胞肺癌のための単剤維持療法:meta-analysis
Lung cancer
Available online 28 April 2012

背景
維持療法は、進行した非小細胞肺癌(NSCLC)のための新しい治療パラダイムである。我々は、単剤維持療法で無作為試験のmeta-analysisを行った。

 方法
プライマリーアウトカム:OS
セカンダリーアウトカム:PFS

 結果
12の研究(5つのabstracts7つの完全な原稿)―合計4286例の患者((maintenance arm/control arm2449/1837、年齢の中央値61年、男性-69%)を含んでいた. OSHR 0.8695%信頼区間[CI0.80-0.92;P = 0.0003)とPFSHR 0.8095%CI 0.77-0.84;P < 0.0001)は、維持療法で優れていた。

Switch  maintenanceは、OSPFSが有意に改善したOS HR 0.8495%CI 0.77-0.91;P = 0.00026;PFS HR 0.6295%CI 0.57-0.67;P < 0.0001)。

PFSの経度の改善にもかかわらず(HR 0.9095%CI 0.85-0.95;P = 0.007)、continuation maintenanceは、survival benefitに寄与しなかったHR 0.92795%CI 0.78-1.09;P = 0.33)。
OSPFSの改善は、EGFR-targeted agentsHR 0.8395%CI 0.74-0.92;P = 0.004;HR 0.6495%CI 0.58-0.71P < 0.0001)、と細胞障害性薬剤(HR 0.8995%CI 0.80-0.98;P = 0.018;HR 0.8595%CI 0.80-0.89;P < 0.0001)での両者で観察された.

結論
単剤維持療法はOSを改善するが,統計的有意性はswitch maintenanceで示されるのみであった.