2018年3月6日火曜日

高齢者の頻尿について 講演会より


2018/02/28  


1日の排尿回数 57


以下は絶対的な量として覚えておく

1日の排尿量 1000-1500ml

1回の排尿時間20-30

1回の排尿量200-400ml



下部尿路症状とは

畜尿症状   尿意切迫、頻尿、切迫性尿失禁

排尿症状

排尿後症状



泌尿器科には畜尿症状で来院する患者が多い

頻尿とは

夜間頻尿 排尿回数1回以上で困っている。



OAB

尿意切迫感を必須とする。(急に尿がしたくなり我慢が難しい)

通常は頻尿と夜間頻尿を伴う、

質問票OABSS



OABの原因

・神経因性OAB

・非神経因性OAB

 BPH、加齢、特発性が多い(女性>男性)


OABに対する治療

行動療法

膀胱訓練が重要:我慢する。1回あたりの尿量が増えてくるか確認する。



BPH

物理的圧迫と機能的圧迫



抗男性ホルモン剤

効果が出るには数か月かかる



何故BPH→過活動性膀胱?



BPHに伴うOAB

まずはα1blocker

改善がなければ抗コリン薬やβ3作動薬の併用。ただし残尿測定が必須(尿閉になることがある)

残尿測定は排尿直後の測定。



BPHに対するope  TUR-P BPH患者は増えているがope例は増えていない

ハルナールの登場。Opeが遅れて巨大な前立腺が多くなったため。

PVP光選択的レーザー前立腺蒸散術 (TUR-Pに比べて出血が少ない。切除組織は小さい)



心因性頻尿

尿意切迫感がない

排尿日誌が有用



夜間頻尿

高齢

ADHの分泌が低下、

夜間覚醒が関与?

夜間頻尿ガイドライン2009



α1-blocker   ハルナール

抗コリン薬   ベシケア

β3作動薬   ベタニス