2016年7月29日金曜日

Mycoplasma肺炎

今年の呼吸器学会総会講演より

<マクロライド耐性> 小児 2000年 成人 2007年   耐性はpoint mutationでおこる.
EM, CAM vitroでは全く効かない

小児 60-70% 耐性率  2013年以降減少.TFLXを使い始めたためか.
小児 48時間以内の解熱の割合

MLs MINO TFLXの順番に  44%  87%  69%
成人 48時間以内の解熱の割合

MLs MINO TFLXの順番に  28%  85%  77%
解熱するまでの平均     4.15 1.83  1.91

最終的にはMLsで解熱しており,更に耐性株だから重症というわけではない.また合併症が多いわけではない(日本において).耐性なのになぜ効くのか.CAMの抗炎症作用?

Mycoの気道感染症ではどうか?

咳,痰などの症状はMLs投与にて7-14日間で効果あり.

日本の治療指針参照
http://square.umin.ac.jp/jsm/shisin.pdf