2021年3月23日火曜日

CTで発見された小結節の扱い。Pure GGN、Heterogeneous GGN、Part-solid GGN。

 日本肺癌学会学術集会教育講演

肺癌縮小手術の理論と実際

mainのテーマとは外れるが・・


JTO 2016;11:1012-1028.

subsolid lesionsの観察研究

4.3±2.7年のfollow up


subsolid nodulesの3つのカテゴリー

①Pure GGN

②Heterogeneous GGN

(solidの部分が縦隔条件で消失)

③Part-solid GGN


pure GGNが2mm以上増加する確率

最大径と性別によって分けると

女性で最大径が10mm以下では5年後に2mm以上増加する確率は10%程度。男性でも10数%⇒経過観察可能な腫瘍。

Pure  GGNからPart-solid GGNが出現する確率は4.6%でほとんどない。

 

日本CT健診学会

https://www.jscts.org/pdf/guideline/gls5thfig201710.pdf

⇒CTで発見された小結節のope適応

①Solid:直径10mm以上のもの

②Part-solidまたはPure GGN:全体径≧15mmのもの

③Part-solid GGNで全体径はく15mmだがsolidの部分の径が>5mmのもの


縮小手術を行うときC/T ratioを重要視している。

C/T比:consolidationの最大径 / 最大腫瘍径

JTO 2011;6:751-6.

直径≦2cmの肺腺癌

C/T比が<0.25はnon-invasiveと考えられる。特異度98.7%

JCOG 0804ではC/T<0.25のGGO tumorに対するwedge resectionで

5年無再発生存率は99.7%